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元気印(読売新聞)
2005年 02月 27日
元気印(読売新聞)

050227.gif熱処理張り付け技術
蒸気が使えない粉末製品メーカーから支持

商品名などを印刷したフィルムを、複雑な形状のペットボトルにも、ぴったりと張り付ける特殊な装置の開発に成功した。食品をはじめ、医薬品、化粧品など幅広い容器の包装に採用され、業績を伸ばしている。
東京で経営コンサルタントをしていた岡田耕治社長は6年前、父の急死で家業を継いだ。当時の主力商品はテレビ用ブラウン管の検査機器で、大手電機メーカーの下請けだった。しかし、液晶やプラズマディスプレーパネルの台頭で将来性はないと見て、下請けからの脱却を決意した。
得意な熱処理と制御技術を生かす道を模索し、フィルムを熱で収縮させて張り付ける技術に出合った。先行業者はいたが、収縮した際、フィルムにしわができたり、印刷した文字がぶれたりする問題があった。
試行錯誤の末、3年前に、フィルムをかぶせたペットボトルに熱風を四方から当て、容器の回りを渦巻きのように循環させて張り付ける装置を開発した。特に、蒸気で収縮させる装置がつかえない粉末製品などを扱うメーカーから支持された。
第二の創業を成功させた結果、下請けの仕事は売上高の約 3割まで減った。岡田社長は「顧客ニーズの把握に苦しんだ自身の経験を生かしたい」と、独自製品の開発に挑戦するベンチャー企業の市場調査や、販路開拓などを代行する事業にも乗りだしている。